先日ブラウザロック型ランサムウェアに出会ったので折角なので簡単にまとめておきます。
ブラウザロック型ランサムウェアとは
ランサムウェアというのはコンピュータウイルスなどによってPCを操作不能にし、「元に戻したければ金を払え」という詐欺を行うためのソフトウェアのことをいいます。
ランサムウェアの中でブラウザロック型というのはJavaScriptという機能を使ってパソコンを操作不能にします。
次のような画面が表示される事が多いです。
自分の使ってるPCのOS・ブラウザ・IPアドレスなど情報が表示されるので、良く分からないけど怖いと感じたり、PCの操作が出来なくなるので困り果ててしまったりして電話してしまう方がいます。
これらの情報は別に特別な知識がなくても簡単に取得できますし、一般的な(安全な)サイトでもこれらの情報を活用していることはあります。
このような画面が出てきても表示されている番号に電話しないようにしましょう。
対処法
ブラウザロック型ランサムウェアに出会ったらタスクマネージャーを起動しましょう。
画面下のツールバーを右クリックして出てきたメニューから「タスクマネージャー」を選択します。
または[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを同時に押して、出てきたメニューから「タスクマネージャー」を選択します。
タスクマネージャーに表示されているブラウザ(Google ChromeやInternet Explorerなど)を選択し、右下にある「タスクの終了」を左クリックします。
これでブラウザのロックが解除されて操作できるようになります。
ただGoogle Chromeの場合、起動時に開いていたサイトを自動的に開き直す機能があります。
この機能を使用している場合、起動したら再びロックされてしまいます。
その場合、タスクマネージャーの少し下の方に「バックグラウンドプロセス」という項目にある「Google Chrome」を探します。
複数ある場合、どれかがブラウザロック型ランサムウェアになります。
CPUとメモリの消費量が多いものが怪しいです。
それを選択して「タスクの終了」を選択します。
もし違うサイトが閉じられたようなら同じ操作を繰り返します。
出会ってしまったときにはお試しください。